スキー検定

今の自分の滑りを知ること

上達のために一番大切なことは、今の自分の滑りを知ること。
自分の滑りを客観的に、そして分かりやすい言葉で伝えてもらう。それが最初の一歩です。多くの受講者を受け持ってきた講師たちがバッジデストを通じて、それぞれが分かりやすい言葉や動きに合わせて導いてくれます。

 「級別テスト」は好きな級から受けられますが、1級は2級に合格しなければ受検できません。また、1級は検定前に「事前講習」が必須。事前講習で受けた証明書「講習修了証」は、受検年度内なら有効なので検定に不合格となっても、同じ年度内に再受検する際、事前講習が免除となります。なお1級合格者はSAJ(全日本スキー連盟)に登録が必要です。

 中〜上級者は1級2級を目指して、ビギナーは3~5級から始めるのが良いでしょう。

用語について

検定員

滑りに対して規定に基づいてジャッジをしてくださる方を言います。

斜面基準のめやす

ごく緩い斜面: 5°以下
緩斜面: 5°〜10°
緩・中斜面: 10°〜15°
中斜面: 15°〜20°
中急斜面: 20°〜25°
急斜面: 25°〜30°
総合斜面: 緩・中・急斜面を含む

斜面状況のめやす

ナチュラル: 通常の滑走コースの状態の斜面
整地: 平滑に整えられた斜面
不整地: あるがままの斜面(コブ斜面をふくむ)

各級詳細へ


5級 4級 3級

2級 1級

5級

受検資格

年齢制限は設けていません

テスト内容

○ プルークボーゲン(緩斜面/整地)

プルークボーゲンの技術でスピードのコントロールはできているか。
左右への身体の荷重移動はできているか。
斜面に対する状況、条件に対応して滑らかな対応はできているか。
を検定員がジャッジします。

採点基準

講習の中で、プルークボーゲンができる到達度を評価する。評価は検定員1名の取得ポイントとする。

合否判定

1種目あたり100ポイントとし、1種目の評価合計が50ポイント以上をもって合格とする。

4級

受検資格

年齢制限は設けていません

テスト内容

○ プルークボーゲンによるリズム変化(緩・中斜面/整地を目安とする)

プルークボーゲンの技術でスピードのコントロールはできているか。
左右への身体の荷重移動はできているか。
斜面に対する状況、条件に対応して滑らかな対応はできているか。
を検定員がジャッジします。

採点基準

講習の中で、プルークボーゲンができる到達度を評価する。評価は検定員1名の取得ポイントとする。

合否判定

1種目あたり100ポイントとし、1種目の評価合計が55ポイント以上をもって合格とする。

3級

受検資格

年齢制限は設けていません

テスト内容

○ 基礎パラレルターン(中斜面/整地を目安とする)
○ シュテムターン(中斜面/整地を目安とする)

各種目の技術でスピードのコントロールはできているか。
左右への身体の荷重移動はできているか。
斜面に対する状況、条件に対応して滑らかな対応はできているか。
を検定員がジャッジします。

採点基準

講習の中で、プルークボーゲンができる到達度を評価する。評価は検定員1名の取得ポイントとする。

合否判定

1種目あたり100ポイントとし、2種目の評価合計が120ポイント以上をもって合格とする。

2級

受検資格

年齢制限は設けていません

テスト内容

実技種目
○ 基礎パラレルターン・大回り(中急斜面/ナチュラル)
○ 基礎パラレルターン・小回り(中斜面/ナチュラル)
○ シュテムターン(中斜面/ナチュラル)

状況・条件に対応して滑る能力

1.ターン運動の構成
 ポジショニングとエッジング
2.斜面状況への適応度
 スピードと回転弧の調整
3.運動の質的内容
 バランス・リズム・タイミング

を検定員がジャッジします。

採点基準

講実技種目のテストは、検定員3名の評価とし、3名の平均値を当該種目の取得ポイントとする。ただし、ポイントは小数点第1位を四捨五入する。

合否判定

1種目あたり100ポイントとし、3種目の評価合計が195ポイント以上をもって合格とする。

1級

受検資格

<1> 年齢制限は設けていません
<2> 級別テスト2級を取得していること。
<3> 受験者は、テスト受検前までに、事前講習1単位(2時間)を修了していること。
<4> 前号の事前講習は、受講年度のみ有効である。

テスト内容

実技種目
○ パラレルターン・大回り(急斜面/ナチュラル)
○ 基礎パラレルターン・小回り(急斜面/ナチュラル)
○ パラレルターン・小回り(中斜面/不整地)
○ 総合滑降(急斜面/ナチュラル)

状況・条件に対応して滑る能力

1.ターン運動の構成
 ポジショニングとエッジング
2.斜面状況への適応度
 スピードと回転弧の調整
3.運動の質的内容
 バランス・リズム・タイミング

を検定員がジャッジします。

採点基準

実技種目のテストは、検定員3名の評価とし、3名の平均値を当該種目の取得ポイントとする。ただし、ポイントは小数点第1位を四捨五入する。

合否判定

1種目あたり100ポイントとし、4種目の評価合計が280ポイント以上をもって合格とする。

合格手続き

本連盟会員以外の合格者は、会員または暫定会員登録をしなければならない。